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ブログをはじめて間もない頃、技術を盗むって難しいと言う記事を書きました。 物作りの人や、何かを習おうとしている人にとって、大切なことなのですが、教室で教えていて、これのできる人が非常に少ないように感じます。 そこで、もう一度この事について書いてみます。 一部前記事と重複するかもしれませんが、お許しください。 始めは誰でも無知です。 人のやる事を見ていたり、誰かに習ったりして、色々な事を覚えていきます。 ところが、有る程度の知識が付くと、其の範囲でこなそうとするのか、真に求めたいと思っていないのか、観察力が鈍ってくるようです。 赤ん坊が、母親のやる事、周りの動く物を見るときの、目の輝きを思い出して下さい。 真剣に、目を見開いて、じっと見ています。 きらきら輝いているでしょう? あの目を、大人になると忘れてしまうのでしょうか。 本当に技術を習得したいと思うなら、あの目を持ちなさい。 教えてくれる人の、一挙一動も逃さず、観察する目を持ってください。 こちらが、手本を示してやった時に、加工物の変化しか見ていません。 その時の、手の形、動き、力の入れ具合、道具の種類、道具の位置、道具に掛かっている指の位置、ついでに言うならば、その時の目の位置、姿勢、もっと進めば、呼吸の動き。 こんなに観察する所が有るのです。 本人にやらせると、違った事をやっている。 そして、出来ないーと言う。 先生が、手本を示してくれるって、言葉で言われるより、最高のチャンスなんです。 そこで盗まなかったら、どこで盗むんでしょう。 耳で教わった技術より、目で教わった技術の方が、身に付きます。 昔の職人は、何も教えてくれなかったと言います。 やっている所を見て、目で盗め、繰り返しやって身体に叩き込め、ともいいます。 人の化粧や、服装をじっと観察して、自分の物にしょうとするでしょう? あの目を、どうして彫金で、再現できないのでしょう。 BS放送で”チャングムの誓い”をやっています。 医女が主人公に、「一度しか言わないから、一回で覚えるように」と薬草や、針の説明をします。 それだけ真剣に成りなさいと言うことです。 「チャングムに教えるのに、どうして私には教えてくれないのですか」と弟子が言うと、 「基礎の出来ていない者に、教えても無駄だからね」と、医女がいいます。 確かに、有るレベルの技術を盗もうとすれば、自分もそれに近いレベルになければ、盗めません。 でも、初めからそう言う訓練がされていなければ、基礎のレベルでさえ習得できません。 人間、生きていく以上、何時でも、どこでも、赤ん坊の目を持つべきです。 其の目を忘れてしまったら、人間としての成長は、止まります。 あとは、ただ・・・・・・・・・・・・・を待つだけ。 |
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