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</hr>髭猿の写真帳に、奈良蟹満寺、地蔵菩薩の写真と解説を掲載しています。 よろしかったらこちらもどうぞ。 </hr>では本題に入ります。 ここでは、鋳造で量産するための元型を、「原型」、個人注文など一点しか作らないものを、「一個作り」とします。 原型は、鋳造される事が前提ですから、収縮、研磨を考えて3パーセントほど大きく作ります。 リングサイズに関しては、各メーカーによって違いますかが、#10〜#11が一般的で、メンズ物で、#15〜#16、ただし収縮の事も有って、原型では0.5番ほど大きくした方が良いでしょう。 ただし、メーカーによってはサイズそのままで、大きくしない所も有りますから、確認する必要があります。 サイズ展開については、リングのデザインにもよりますが、売れ口サイズを真ん中に取り、前後1番づつ飛ばして、3番置きに作り、ワックスの段階で、指定サイズに直します。 デザインによると言ったのは、リング全周にデザインされている時など、各サイズ作る必要もあるからです。 一個作りと違い、原型はシルバーで作りますが、いくらロー目が有っても構いません。 極端な話、”す”さえ入らなければ、削りすぎた部分を、銀ローで肉盛しても構いません ただしロー引けだけは気をつけて作ります。 メレーの線爪のロー付けで、ピンホールほどの巣があってもいけません。 また、デザイン変更や、修正は付き物ですから、2分ロー、3分ローで殆ど作り、5分ローはどうしようもない時か、製作時点の修正用に使います。 7分ローはメーカー側の修正が出た時のために残しておきます。 もう一つ一個作りと違う点は、対象性、曲がり、ずれ、傾きなど十分に気をつけて作ってください。 修正の対象になってしまいます。 最近のリングは、指の入る内側の部分を平甲丸にする、いわゆる内甲丸が多いので、内側の角を丸めるか、平らなままにするかの確認も必要です。 デザインによっては、ゴム型が抜けない物も有りますから、どこで分割するか、確実簡単に組み立てられるようにするには、どう作ったらよいか考える必要があります。 (プラモデルのように、ガイドピンを付けます) 組み立て部分に、ガタが有ってはいけません、出来る限りぴったり作らないと、組み立ての時、ロー付けしても、隙間が開いてしまうことが有ります。 原型に使うシルバーは、普通の5分落ち又は、925のスターリングシルバーを中心に使う人と、パラ割のシルバーを使う人がいます。 パラ割シルバーは、高温でも溶けにくいので、使用する職人さんが結構いますが、私個人としては、 火をあてた時、表面が沸いたような、粒粒が出来ることがあるので好きではありません。 普通のシルバーの時は、腕や爪など硬さを必要とするものに925シルバー、複雑な曲げを必要とするところは950シルバーと使い分けはします。 最後の仕上げは、800番の耐水ペーパーか、600番の減った物で仕上げれば十分で、バフを掛けたりする必要は有りません。 一度メーカーの指定で、鏡面にしてくれと依頼がありました。 鋳肌がどうしても綺麗にならないから、と言う理由らしく、 「鏡面にしても、鋳込めば同じだから無駄な手間だ」 と反対したのですが、試にという事でやってみました。 結論は、かえって角がだれたり、鋳肌も改善されないと言う事で、鏡面にしなくて良い事になりました。 商品価値を高める意味で、リューター用の真鍮ブラシ(ロビンソンブラシ)の柔らかめの物で、少し使い込んで線の寝てきたものを全体に掛けています。 バフほどは光りませんが、面がだれる事も無くそれなりに光ります。 個人の作品で、原型を必要とする場合いは、上記と又少し違いますが、何かの参考になれば・・・・・。 |
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