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友人の新築祝いでお呼ばれしたり、久し振りに家族全員&姉家族そろっての墓参りで、ここの所出歩き、書き込みが遅れがちになりました。・・・・・・・・・謝! と言う所で本題に入ります。 彫金では、極基本的な話なのですが、新人さんのために書きます。 彫金でロー付けなどの後、酸洗いと言って希硫酸に作品を漬ける工程があります。 この過程を「はたす とか はたし」と この世界では言う人もいます。 酸洗いに使用する硫酸は、10%溶液で「希硫酸」と称して売っていますが、濃硫酸から作る時には注意が必要です。 水9:濃硫酸1の割合で混ぜる時、必ず水の中に濃硫酸を入れてください。 濃硫酸に水を入れると、溶解熱のために沸騰、飛び散る事になり、危険です。 水に入れても、ジューーーと音がして、熱い位に温度が上がります。 義務教育で習った理科でも、そう教わっているはずです、想いだしましょう。 酸洗い時の硫酸の働きは、作品に出来た酸化物を取り除く(溶かす)事と、ロー付けに使用したフラックスが、ガラス状になって着いているので、それを溶かすために行います。 新しい希硫酸ならば、10〜15分漬けるのを目安としますが、30分漬けても大丈夫ですから、 作品の状態を見て、時間を延ばして構いません。 「一晩漬けていました。」と言う生徒さんも居ましたが、あまり長く漬けると、多少ロー付け部分が弱くなるようですし、火むらも強くなるようです。 ここで、ひむら(火斑と書くのかな?)がでましたので、なぜ火斑ができるかの話。 銀や金の合金には銅が含まれて居ます。 火を当てることによって、この銅が酸化、其処で酸洗いをすると、銅が硫酸で溶かされ、表面だけ銀や金の純金属になります。 (古くなった希硫酸が青色になるのは、この銅分が硫酸と化合して硫酸銅が出来るからです。) 銀地金なら、表面だけ純銀になるため、綺麗な白になるのです。 18金は、表面に金と銀が残りますので、青金のように黄色くなります。 このまま研磨すると、角の部分は減って、合金部分がでてきて、地金本来の艶になり、面の部分に残った純金属部分は柔らかく、光りにくいですから、曇ったような光になる。 これが 火斑です。 ですから、作品全体を、一皮剥くように削り取ってやらないと、地金本来の綺麗な色と、艶は出ません。 逆に、この火斑を利用する事も有ります。 銀の白仕上げ、k18の擬似色がね、ロー目隠し、等々。 以上から、純銀、純金、酸化しないプラチナには、火斑は出ません。 硫酸に話を戻します。 酸洗い後の仕上がりが綺麗でないと感じてきたり、時間が掛かるようでしたら、新しく換える時ですが、古い液は捨てずに、銅専用やその他雑用に取って置いても良いかと思います。 希硫酸も、乾燥すれば濃硫酸に代わります。 結構、たれたり、飛んで居たりしますので、くれぐれも服には着けません様に。 知らず知らずのうちに穴が開きます。 エプロンは、必需品です。 もし、着いてしまった事に気が付いたら、その部分を水で洗い、重曹をこすり付けて、中和しておきましょう。 某社から、白い結晶を水で溶かす、硫酸の代用品を売っていますが、生徒が持っていたので試した事があります。 仕上がりの効果や、仕上がりの色など、今一かなと思いました。 やはり希硫酸が一番のようです。 でも硫酸が手に入らない人は、それでも無いよりは良いでしょう。 結局はその後の仕上げ次第ですから。 |
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先日は有難うございました |
seiko 2005/03/23 17:28 |
何十年か振りの、彫金復帰よかったね。 |
髭猿 2005/03/23 22:09 |
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