髭猿

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<<   作成日時 : 2004/11/17 15:23   >>

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彫金
前回に引き続き ロー付けの話。
ローが溶けた時、温度が高いほど流動性がでて、温度の高い方に流れる。
垂直の状態でロー付けした時は、引力の関係で下にたまる。
溶けたローは毛細管現象で、隙間に吸い上げられる。
以上のことをいつも頭に入れて作業をします。

二つのパーツをロー付けするとき、右側にローを置いて流す場合、普通は右側から火を当てますが、上記理屈から言うと、左側からあてた方が、左側が右より高温になり溶けたローは、
左に向かって流れていきますから、右側に広がったりせず、綺麗に流れる事になります。
このとき もしローが少なくて、左側に十分ローが流れてこなかった時、追加するローは、
前と同じ右側におきます。
不足している左側に置くと、 隙間に残っていた空気が閉じ込められてしまい、巣の原因に
なります。 これは無意識に良くやる事ですので、十分注意してください。
どうしても 左側に置きたい時は、真ん中に置かず、端の方において、蝋を呼ぶようにします。

出来てしまった、巣は中々ローで埋めることが難しいのですが、
小さい物は、ケガキ等尖った物で巣を広げ、その巣を覆い隠すようにローを置かないで、
巣のふち ぎりぎりのところに置き、穴の中に流し込むようにします。
巣の真上にローを置くと 中の空気の逃げ場がなくなり、一向に埋まりません。

大きめの巣は、Φ0.6やΦ0.8ドリルで突き抜けない程度の穴をあけ、線を埋めて
ロー付けします。 細長い物はくず地金をはめ込んで、ロー付けします。
ローだけでは中々埋まりません。 温度も上げすぎないよう注意してください。
温度を上げすぎると、前のローが溶けるばかりでなく、ローが沸いた状態になり、
かえって、ごま巣を沢山作る事になります。

バーナーの炎の大きさと、当てる位置は絶えず気を配ってください。
いくら注意しても、加工物に気を取られ、火の位置がおろそかになっている人が、多いようです。
ロー付け箇所、パーツそれぞれの温度(小さいパーツが真っ赤になり溶けないか)、
バーナーの火の位置は適切か、など それぞれに絶えず目をやって、作業する事が大切です。

以上はシルバーのロー付けを基本にしていますが、k18やPtでは多少違ってきますので、
注意してください。

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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
はじめまして、彫金を習い始めて4ヶ月になります。
今はシルバーで道具の使い方などの基本練習を重ねています。
ロー付けが苦手で、いつも失敗ばかりしてました。(主にくわれ)
師匠に何度コツを教わっても、なかなか実践に結びつかず、
数を重ねて慣れるしかないよ、と慰められていたのですが、
先日ここを読んで、気持ちをゆっくり持って、自分なりに丁寧にやってみたら、
今までで一番うまくロー付けができました。
とても嬉しかったので、コメントさせていただきました。
これからも読ませていただきます。
いっこ
2005/02/21 01:22
いっこさんコメント有難う。
ロー付けは中々難しいですよね。
くわれるのは、火の当て過ぎですから、ローが流れたら残っていてもやめる事です。
髭猿の記事が参考になれば幸いです。
これからもどうぞ遊びに来てください。
髭猿
2005/02/23 15:14
ロー付けの、ローの量はロー付けする箇所によって、どれくらいのローを使用すればいいのでしょうか?
インコ
2006/07/03 14:36

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